コ・ノ・ホ・シを育むのは、その周囲に広がる豊かな自然、たくさんの生き物とのつながり、そして人の手によって時代を超えて受け継がれてきた知恵と工夫。
未来に残したい「お米と兵庫が紡ぐ景色」が、ここにあります。
今回は2025年初夏の、コ・ノ・ホ・シが描く景色をお届けします。
【初夏の田んぼ編】
中央の道路の上の田んぼ、上下で色が違うのがわかりますか?下半分、少し薄めの緑色がコ・ノ・ホ・シの稲です。
青々と育った稲を揺らす風が田んぼを吹き抜けます。青田に吹く風を「青田風」と呼び、夏の季語にもなっています。
田植え直後は田んぼにしっかり水を張って稲を育てます。水の中はおたまじゃくしなどたくさんの生き物の住処に。
初夏の田んぼにはつばめの姿。田んぼの上を飛びまわり、小さな虫を捕まえています。
米農家さんの軒先にあるつばめの巣。毎年つばめが訪れ、新しい巣をつくるのだそうです。
田んぼのまわりには害虫を食べてくれる大きな蜘蛛も。豊かな生態系が美味しいお米づくりには欠かせません。
雨の気配を感じて鳴くため「アマガエル」と名付けられたカエルは、稲についた害虫を食べてくれる米作りのパートナー。
7月初旬の田んぼには、たくさんのおたまじゃくしが。次々にカエルの姿になって地上デビューを果たします。
水の中には、おたまじゃくしを狙うコオイムシの姿も。
田んぼのまわりには小さな野花もたくさん見られます。
お日様に向かってぐんぐん伸びるコ・ノ・ホ・シ。
用水路に流れる水の音と、たんぽぽの花。日本の原風景が広がっています。