2024. 08. 07

新品種開発の第1歩、交配作業

新品種を開発するにあたって最初にする作業が交配です。まず、お母さんとなる品種の籾の先端を切ってめしべに花粉をかける準備をします。次にお父さんとなる品種の花粉を振りかける作業です。稲の花は9時~10時くらいに最も開花するので、交配作業は午前中が勝負です。夏本番の猛暑の中、風による影響がないようにハウスを締め切ったサウナのような環境の中、めしべにやさしく花粉を振りかけて交配が完了です。すべて研究員の人の手で行われています。